学習指導要領の改訂に向けて検討を進めている文部科学省の審議会は、小学校高学年で英語を正式な教科にし年間70時間を確保するため、朝の会などを活用して短時間学習を繰り返したり夏休みに合宿を行ったりする案を示しました。 現在は英語に慣れ親しむ外国語活動が年間35時間程度行われていますが、教科として学ぶにはその倍の70時間が必要だとされています。審議会では、朝の会などを活用して10分から15分ほどの短時間学習を繰り返したり、夏休みなどに合宿や補習を行ったりという案を示し、学校ごとに柔軟にカリキュラムを設定できるようにする方針をまとめました。また、文部科学省は今後、短時間学習を想定した副教材を作成して平成30年度から希望する学校に配るということです。 英語教育の具体的な内容については、別の専門部会が検討を続けていて、来月末をめどに概要をまとめる予定です。