「布団が吹っ飛んだ」や「猫が寝込んだ」などのダジャレ。 多くの人がダジャレをくだらないと思っているだろう。僕もくだらないと思う。親父ギャグとも称され、マイナスのイメージも定着している。 なぜダジャレはくだらないのか? それはきっと僕らは普通、言葉の「意味」を考えて話すのに対し、ダジャレは言葉の「意味」以前である「音」で考えられたものだからだ。だから、浅く感じてしまい、どうしてもくだらないと思ってしまうわけだ。 そこで、どうせくだらないなら、よりくだらないダジャレを言ってみたいと思う。なるたけくだらないダジャレを言うのが目標だ。 (山野 恵亮) そもそも人はなぜダジャレを言うのか? ダジャレを言うと、その場の空気が凍ったように冷たくなったり、あきらかなる軽蔑の眼差しが向けられたりなど、あまり望まない事態が起こってしまう。 それなのに、人はダジャレを言う。僕もよく脊髄反射的にダジャレを言ってし