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2009年12月18日のブックマーク (2件)

  • Pinker "How the Mind Works" errata

    ピンカー『心の仕組み』(NHK出版)の翻訳を改善するのだ。 山形浩生 (2003/11, Update 2004/9/5) ピンカーが、言語学や心理学やらそこらへんのあれこれを楽しくわかりやすく説明することにかけては天下一品であることは、だれしも認めるところでございます。で、かれが6年前に書いて太平洋のお向かいではベストセラーになった『How the Mind Works』の翻訳が出たことは、遅きに失するとはいえすばらしいことです (Better late than never とも申しますし)。 しかしながら、この邦訳、必ずしもベストとは言い難い。まず最悪なのが、注と参考文献一覧を無断で勝手に削除している! これは許し難いことなので、猛省を促したい(注:その後、ほかのもんもいろいろ勝手に削除していることが判明)。一言コメントつけてネットにでも載せればいいのに。いろんな主張がピンカー自身の

  • ダニエル・デネット『自由は進化する』 - logical cypher scape2

    非常に面白かった。 基的な方向性としては、僕はデネットとそれほど違わないので「マジかよ」みたいな衝撃というか新しい発見はないけれど、勉強になった部分はかなりあった。 何か長くなったので、目次。 内容と関係ない感想 前提 このは哲学のか科学のか 進化論について 内容 決定論と因果律は異なる(両立主義) 視点位置の変更ないし志向システムとして捉えること 延長のない実体を想定しないこと ゲーム理論と感情 スキナー型生物、ポパー型生物、グレゴリー型生物とミーム 自己認識 政治とか社会設計とか で、結局自由とは何か、山形浩生が一言で答える 哲学者のはまりがちな罠 内容と関係ない感想 勉強になった部分は、後で書くので、最初に内容とは関係のない感想を。 まず文体。このことに関しては、瀬名秀明に同意 翻訳は山形浩生。この訳者は(小説だとふつうなのに)なぜかノンフィクションだとタメ口で訳すクセがあり

    ダニエル・デネット『自由は進化する』 - logical cypher scape2