ことしのノーベル物理学賞に選ばれた、東京大学宇宙線研究所所長の梶田隆章さんの大学院時代の恩師で、平成14年に同じノーベル物理学賞を受賞した、小柴昌俊さんは、「ことし受賞するかは分からないが、いずれ彼はノーベル賞を受賞するだろうと思っていた。よかったとしか言いようがない」と喜びを語りました。 また、小柴さんが世界で初めて捉えることに成功した素粒子「ニュートリノ」の研究を引き継いでの受賞となったことについて、「彼はカミオカンデの実験の魅力に飛びついてきてくれて、私のあとを継いでよくやってくれたと思う。私の言うことを、とてもよく聞く子で、かわいい教え子というような存在だ」と話していました。