Adobeが「コンテンツに応じて」という言い方で新機能を盛り込んできたのはCS4からだ。CS5ではさらに拡張されて、「コンテンツに応じて」という言葉はあたかも魔法の呪文のようでもある。また、全くの新機能とも言えるのがパペットワープである。Adobeのデモでは、あっと驚く魔法のような機能として紹介されたが、実際にはどうなんだろう。 コンテンツに応じた「スポット修復ブラシ」と「塗りつぶし」 ごみ取りなどに便利なスポット修復ブラシツールに「コンテンツに応じる」というオプションが追加された。 「コンテンツに応じて」という言葉には、Photoshopが自動的に絵柄を判断して、という意味合いが含まれているのだろう。背景が単純な写真の中でのごみ取りや電線消しなどだったら従来のツールでも充分だったが、背景が複雑になってくるとそうはいかなかった。ところが今度は、多少背景が複雑でも、うまく絵柄を判断してくれた