そもそも、コントローラとは一体何でしょうか。簡単に言うなら、コントローラはアプリケーションの中でビューとモデルとをつなぐ接着剤の役割を果すものです。ビューとモデルの双方に関与しているコンポーネントはコントローラだけです。ページが読み込まれると、コントローラはビューにイベントハンドラを関連付け、コールバックを適切に処理し、必要に応じてモデルとのやり取りも行います。 便利なライブラリも存在しますが、コントローラの作成にライブラリは必須ではありません。コントローラにとって必要なのは、モジュール性を持ち独立した存在であるということだけです。疎結合度の高いコンポーネントとしてふるまうべきであり、グローバル変数を定義したりすることは可能な限り避けなければなりません。これを実現するための優れた手法がModuleパターンです。 4.1 Moduleパターン ロジックをカプセル化してグローバル変数の衝突によ