2023年に入り、通信品質の低下に悩まされていたNTTドコモ。SNSで同社の“パケ詰まり”を訴える声は、日増しに増えている。事態を重く見たドコモは、4月に都市部の超高トラフィックエリアで発生している品質劣化の改善策を発表。基地局のチューニングや増設を夏までに行うことを明かした。その対策が7月に完了し、東京の渋谷、新宿、池袋、新橋といったエリアでは一定の改善効果が見られている。 一方で、上記4カ所でも依然として時間帯や場所によっては通信品質が大きく低下することがある。また、パケ詰まりが発生するのは東京都の上記4カ所に限った話ではなく、比較的人が集まりやすいエリアであれば、都道府県を問わずに起こり得る話だ。実際、対策の完了を発表した後も、通信品質の低下を示すSNSの投稿はたびたび目にする。このような中、ドコモは通信品質の改善に向け、次の一手を導入する。 トラフィックとキャパシティーのバランスが
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