インタラクティブ(interactive)という言葉を最近よく耳に(目に)する。この言葉自体は、そう新しいものではない。 元来「相互作用的」の意味で用いられてきたが、近年のパソコン普及、そしてパソコン通信やインターネットのようなネットワークの普及に伴って新しいニュアンスを帯びるようになった。 それを日本語では「相互方向的」とか「対話的」と訳すことがある。 旧来の情報メディア、つまり書籍、新聞、雑誌、テレビ、ラジオに於ては情報は一から他へと一方的に流されるだけだ。 もちろん投書とか、記事や番組への読者・視聴者参加という形でリアクションの余地はあるものの、それらは極く限られているし、情報発信者側の編集と取捨選択で提示される以上、真の相互作用は存在しない。 そして既成メディアでは情報発信者の資格なり機会なりを与えられるのは一部の人に限られていた。 この関係ではまた、情報の与えられ方に受け手がアク