「この子を授かることができて、本当に良かった。でも……」。関東地方でともに暮らす30代の女性カップル、ユリさんとミナコさん(どちらも仮名)は複雑な表情を見せる。昨年妊娠がわかるまでの日々も、現在も、親になる選択肢をいつか奪われかねないという不安が、二人につきまとっている。【藤沢美由紀、中川友希】 二人で選んだ「予測できない未来」 二人は2017年に知り合って交際を始め、同居している。ミナコさんは当初、子どもを持つことを「想像したこともなかった」という。一方、ユリさんは「以前からぼんやりと子どもが欲しいと思っていた」。ユリさんの希望で、二人は子どものいる同性カップルに会ったり、情報を集めたりしながら検討を重ねた。 「このまま二人で暮らしても幸せだろうけど、子どもが加わって予測できない未来になるのと、どっちが楽しいかな」 ユリさんの問いかけに、ミナコさんも新しい家族を迎えたいと思うようになった
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