大学などの講義をインターネットで誰でも受講できる「大規模公開オンライン講座(MOOC=ムーク)」が世界で急拡大している。先行した米国、欧州に続き、アジアでも日本、中国、韓国、タイ、インドネシアなどで開講が相次ぎ、「第3の極」になりつつある。3月にはアジア7カ国・地域のMOOC運営機関が集まり、アジアで初めての国際会議が東京で開かれた。日本は各国MOOCと連携し、アジア域内の受講者を増やしていく考えだ。非英語圏のハンディがあるなか、存在感を示せるか。会議を主催した日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)の福原美三常務理事(明治大学特任教授)に聞いた。