このところ〈自宅残業〉の毎日だが、きょうは意外に早くノルマを達成。余裕ができたのでドラ息子の誘いに乗り、初孫のショウマくんともども、横浜・大岡川ぞいの桜並木を見物しに出かけた。あいにくパッとしない空模様だったけれど、これなどは比較的よく撮れたほうかな。 仕事の合間にボチボチ読んでいる Rebecca Makkai の "The Great Believers" はようやく大詰め。ちょっぴり意外な展開があり、☆☆☆からさらに減点するほどでもないかと思い直している。ただ、相変わらず不満な点がある。前回指摘したように、一種の性格悲劇と言ってもいい筋立てなのに、作者はそれを掘り下げず、むしろ政治的・宗教的な偏見や一般大衆の無知、無関心、医学の未発達、医療制度の不備といった、もっぱら周囲の環境を背景にして悲劇を描いている。しかし、それならべつに小説のスタイルを採る必要はない。ドキュメンタリーかノンフ