横浜ベイスターズの売却問題で取りざたされた本拠地移転について、地元横浜市の林文子市長も4日、「プロ野球の存在は大きい。(移転は)考えられないこと」と“待った”の声を上げた。 「私が交渉先にお伺いして、トップセールスしてもいい。声掛けてくださいとお伝えしました」。この日、若林貴世志球団オーナーと加地隆雄球団社長と会談した林市長は、本拠地は横浜を条件に交渉を進めていることを若林オーナーに確認した上で、「市長としての責任」と、自身も協力する意向のあることを明らかにした。 具体的には、観客動員数が減少していることに触れながら「今年は職員450人ぐらいと一緒に応援に行った。集客のお手伝いもしたい」。また、市が株を保有する横浜スタジアムの経営について、「株主として状況をちゃんと検証し、ご提案できるところはしていきたい」とも述べた。