あきたこまちとコシヒカリ使用の「純米クッキー」として販売していながら、実際には微量の米粉しか使っていなかったとして、消費者庁は13日、菓子販売会社「大藤」(東京都荒川区)に対し、景品表示法に基づき再発防止などを求める措置命令を出した。 同庁によると、対象は、同社が企画して別の会社が製造し、秋田、新潟両県の土産物店で2006年7月から今年8月に販売を中止するまで計約2万5800個を販売した「あきたこまち米使用純米クッキー」「コシヒカリ純米クッキー」。 同庁の調査で、原材料のほとんどは小麦粉で、米粉は全体の0・004%しか使っていないことが判明した。 同社は、政治家をイメージしたまんじゅうなどの販売で知られる。同社は「微量だが実際に米粉を使っており、強調するつもりで『純米』と表示してしまった」としている。