新型レクサス『IS』にはさまざまな安全装備が用意されている。 レーダーによる周辺監視や歩行者との衝突時に衝撃を和らげるポップアップフード、ナビによる逆走注意案内などの安全装備が装備されている。そのなかでも注目のプリクラッシュセーフティの試乗が行えたので報告しておく。 トヨタの自動ブレーキシステムは完全停止しないので、「止まる」という表現をしていない。しかし、現実的には「止まる」といって問題ないことが、試乗を通してわかった。 試乗は特別に設けられたコースで先行車に見立てたクルマのダミーに向かって、追突を再現するというもの。まずはマイナス2m/s(0.2G程度)の軽い減速度がおきるように、ブレーキペダルに足を乗せながらダミーに向かっていく。限界までダミーに近づいたと思った瞬間に、強い減速Gが発生してクルマがほぼ停止状態となる。このときブレーキペダルが吸い込まれていくような感覚が右足に伝わる。