マイクロソフトで世界レベルのスタートアップ支援の仕組みやノウハウを学び、「東京大学本郷テックガレージ」のディレクターでもあり、『逆説のスタートアップ思考』の著者でもある馬田隆明氏と、筑波大学学長補佐・助教で、メディアアーティストとしてコンピュータと人との新たなる関係性である「デジタルネイチャー」という世界観を提唱する落合陽一氏。IoT、AIで加速する「第4次産業革命」の時代を俯瞰し、「その先」を見据える2人がポストモダンを生き抜く思考法を語り合った。 落合陽一(以下、落合):ここは学生さん、何人ぐらいいるんですか。 馬田隆明(以下、馬田):今、150人ぐらい登録があります。東大の学生がサイドプロジェクトを行う「秘密基地」という位置付けなので、学生たちの出入りが活発になるのは春休みと夏休みが中心ですね。 落合:じゃあ、馬田さんはここで、次の芽になりそうな学生のサイドプロジェクトの面倒を見てあ