12月3日、仏PSAと三菱自動車が出資を含む提携強化を検討していることが明らかになったが、アナリストの間にはシナジー効果に懐疑的な見方も。写真は9月、フランクフルト自動車ショーで電気自動車「i-On」に座るプジョーのジャンマルク・ゲールズ氏(2009年 ロイター/Johannes Eisele) [パリ 3日 ロイター] 仏自動車大手のプジョー・シトロエン・グループ(PSA)PEUP.PAと三菱自動車工業7211.Tが出資を含む提携強化を検討していることが明らかになったが、アナリストの間では、自動車業界の提携の貴重な成功事例として語られるルノー・日産アライアンスの「二番煎じ」になるとの見方が出ている。 新興国市場での自動車販売台数が爆発的に伸びているなか、プジョーには、欧州市場中心のポジションから抜け出したいとの思惑がある。中国のような主要新興国への足掛かりを作るという意味では、三菱自動車