来週に近所の中学校で簡単なDNA実験を教えることになっています.先週に別の講師がPCRの増え方の細かいところを教えたのですが,少し難しかったようなのでもう一度復習しようと思います. さて,教科書的にはPCRによってDNA分子は倍々,つまり2のn乗で増えていくということですが,実際には違います.鋳型のゲノムからは1サイクルあたり常に2n本のプライマーから下流にのみ増幅されたDNAが合成され,さらにその2n本のDNAからプライマー間のみを増幅した短い断片が合成されていきます.図は3サイクル目の増幅を示したものです. と,ここまで来ればDNAの分子数をnで簡単に表せるなぁと思ってたのですが,高校の数学を忘れてしまったので教科書を読みなおす羽目に... 漸化式を立てるとnサイクル目の短いプロダクトの分子数は,an+1=2an+2n. 両辺を2n+1で割ってbn=an/2nと置くとbn=bn-1+(

