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南米では誘拐事件に警察が介入すると、事態を悪化させてしまうことが多く、また、警察そのものが信用できない場合も多々ある。ブラジル人、ジウド・サントス(62)は誘拐犯に身代金を払って人質の解放を交渉することを生業にしている。 仕事時に彼は、銃を隠し持っていないことを示すために半そでシャツを着用し、交渉の時間を確認する腕時計をはめ、そして身代金は大きなボストンバッグに入れる。ハリウッド映画に出てくるような立派なスーツケースを持っていると目立ってしまうのだ。車は小さく小回りのきくものを選ぶ。 90年代後半に警察官を辞めてからすでに10年以上この仕事を続けているが、請け負った65件のすべての事件で人質を解放することに成功したという。 人質が無事救出されるとサントスはVIPとして被害者の家族から最高のもてなしをうける。しかし、こういった対応は一時的なものにすぎず、後に連絡しても取り合ってくれないとサン
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