出張などがあって、ちょっと間が空いてしまいました。 ネットでは3月1日号が流れています。Leadersのあとに、大変興味深い長文のエッセイが掲載されています。その内容は、最近どうもうまく行かない民主主義もしくは民主化の流れに関する分析に基づくものなのですが、たとえば中国共産党と周辺の学者が説く、「民主主義よりも社会主義市場経済のほうが優れている」、という意見や、中東を揺るがすアラブの春など「うまく行かない」事例を参照しながら本当に民主主義はダメなのか、という洞察を深めようとするものでした。 中国は、個人の自由がムダを生む民主主義に比べて、社会主義市場経済の方が中央の指示によりよほど合理的な資源配分を行うことが可能で、過去30年間に渡り中国は高度成長を遂げることができた、その速度はこれまでどの民主主義国が経験したものよりも速い、という観察に基づき体制を正当化しています。さらに中国の学者の中に