では、働き盛りのビジネスパーソンが22時半に就寝するにはどうするか。「22時30分に寝るというところから、1日のスケジュールを逆算する」のです。 たとえば、22時30分に寝るには、20時には食事を済ませたい。そうすると、家には19時には着いていなければならず、会社は18時に出る必要がある。残業をしている暇はない。その時間に終わるよう、効率よく仕事を進める必要がある――こんな具合に考えるのです。「早く寝るために、残業をまったくしないなんて、ビジネスマンとしては本末転倒だ」と思われる方は、仕事力の三角形を思い出してください。すべての土台は「体」なのです。 良い睡眠は「300ドルの得」 「そんなことができるのは、社長だからでしょう」と思われるかもしれませんが、しかし、時代は変化しつつあります。たとえば米国には、睡眠時間の長い社員にボーナスを支払う企業があるのです。その企業では、年間300ドルとい