弱肉強食の論理が当たり前だったかつての国際秩序 「えげつない講和条約」の後編です。 前編では、 グアダルーペ・イダルゴ条約 キュチュク・カイナルジ条約 トルコマンチャーイ条約 アイグン条約 サン・ステファノ条約 フェリーニヒング条約 をピックアップしました。 前編をご覧になってない方はこちらよりどうぞ。 それは後編いきます。 7. ユトレヒト条約(敗北国・スペイン&フランス)1713年 Work by pinpin 王位よりも領土を取ったイギリスの勝利 スペイン・ハプスブルグ家の国王カルロス2世は身体障害者で子ができず、生前からスペイン王座を巡って争いが起きていましたが、カルロス2世死亡後に遺書によってフランス王ルイ14世の孫アンジュー公フィリップがフェリペ5世として即位しました。 フランスとスペインが一体化することを恐れたヨーロッパ諸国は介入に乗り出し、神聖ローマ、イギリス、オーストリ
南米ブラジルで、燃料費の値上げに反発したトラック運転手らによるストライキが続いている。21日に始まり、9日目に突入したが、運転手たちは「燃料費が安くなるまでやめない」と息巻く。物流が止まったことによる物不足は深刻で、ストを支持していた市民からも批判が出始めた。 サンパウロ郊外の高速道路上で29日、大型トラックが列をなして止まっていた。バグネル・ビアンシさん(35)は「燃料の値上げもひどい。燃料税も高すぎる」。23日からストに参加しているという。食料や水は、近所の人が差し入れている。「ストは支持されている」と話した。 先月まで9千レアル(26万円)ほどだった月の燃料費は、今月は走行距離が変わらないのに1万レアル(29万円)を超えそうだという。自営業のため、値上がり分は手取りに直結する。 ストは全国運転手協会の呼びかけで始まった。政府と協会は燃料税の減免などで2度合意したが、納得しない運転手た
大方の予想外だったマレーシア史上初の政権交代はなぜ起こり、どこに向かうのか 伊賀司 政治社会学・マレーシア研究 国際 #マレーシア#マハティール 2018年5月9日に投開票された総選挙の結果、マレーシア史上初の政権交代が起こった。マレーシアでは61年間にわたって、国民戦線(BN)が政権を担当してきた(注1) 。国民戦線(BN)とは、マレー人政党の統一マレー人国民組織(UMNO)を中核として、民族と地域のラインに沿った13政党が参画する政党連合である。 (注1)国民戦線が発足したのは1973年であり、それ以前は連盟党(Alliance Party)が国民戦線の前身の与党連合としてマレーシアを統治してきた。 国民戦線は今回の総選挙で、連邦下院議席の全222議席のうち79議席を獲得するにとどまり、与党から転落した。国民戦線に代わって与党の座についたのは、元首相マハティール・モハマドが率いる政党連
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