サンフランシスコ発--クレジットカードに加盟している販売業者を対象とするセキュリティ規格の改定が提案されている。この提案では、ソフトウェアに関してはセキュリティ強化を求める一方、データの暗号化に関しては要求が緩和されている。 業界標準ガイドライン「Payment Card Industry(PCI) Data Security Standard」の改定案では、巧妙になる一方の各種攻撃への対応を図ると同時に、顧客データの暗号化という業者によっては大きな難題となっている問題にも対処していると、MasterCard InternationalのEビジネスおよび先端技術担当ディレクタ−Tom Maxwell氏は、米国時間5月15日、当地で語った。PCI Data Security Standardの改定は2006年夏に予定されている。 提案された改定案では、カード決済のソフトウェアの脆弱性について