『「高校野球」の問題を超越する盛岡大付の松本投手の快投』高校野球の話。本来なら戦争の意味を考えるべき夏に、どうしてこれだけわれわれはたかが高校野球に熱中するのか。 私は野球ファンで、結構プロ野球中継などを見ているが、高校野球を品行方正、清廉潔白の象徴として報道するマスコミとそれを受け入れるわれわれにはしらけている。 勝つため儲けるために全国から力のある選手をかき集める学校法人と、それに目を瞑り、加担するどころかあおる朝日、毎日。対抗するより流れに乗ったほうが得策と考える読売・その他の地方紙。みんながみんな独自性を発揮するより流れに乗り加速させようとする姿勢は、戦前の翼賛体制を再構築しようという狙いがあるのではないかと疑ってしまう。 そんな高校野球が内包する問題はさておき、今日の盛岡大付属高校の松本投手に惚れ惚れした。面構えがいい。あの江川、松坂、ダルビッシュ、マーくん、安楽をしのぐかもしれない。自分と相手の力をきちんと計算し、時に手抜きもしなが
