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ブックマーク / ameblo.jp/koarak (1)

  • 『及川和男『白い森のふるさと』読了』

    東京生まれの小学男児がひとりで東北の山村に招かれて、山村で貴重な体験をする。この作品では、彼が出発間際に父が漏らした言葉から、隠されていた父の秘密が明かになり、それが父子の思いをいっそう盛り上げている。 五年生の明は中学生の姉と共に、ひき逃げにあった焼きいも屋のおじいさんを助ける。さらに明が犯人の車の番号を覚えていたために、すぐに犯人は捕まり、補償もされたことで、被害者の家族から感謝され、出稼ぎのおじいさんの山村に招待された。 岩手県の奥にある山方村。その名を聞いて、無口の父が奇妙な言葉を呟く。ひらにわの、しろいもり。 現代の話らしく、ひとりで旅する明が乗り込むのは東北新幹線。盛岡まで乗り、そこに待っていたおじいさんの息子の車で村へ向かう。おじさんの息子やその友達、いとこの女児が同乗していて、はじめはぎこちなかった四人の子はやがて仲良くなる。 山方村は山ばかりの過疎の村だが、白樺の白い幹が

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