【 あらすじ 】 東日本大震災の発生直後,定年まで葬儀関係の仕事に就いていた相葉常夫 (西田敏行)は,仕事柄遺体に接する機会が多かったことから,遺体安置 所でボランティアとして働くことになる。一人一人の遺体に優しく話し掛 ける相葉の姿を見て,膨大な遺体に当初は戸惑っていた市職員たちも,一 人でも多く遺族のもとに帰してあげたいと奮闘し続ける。 【 解 説 】 2011年の東日本大震災で被災した岩手県釜石市の遺体安置所を題材とした ルポルタージュ『遺体 - 震災、津波の果てに -』を基に,メディアが 伝え切れない被災地の真実を描き出したヒューマン・ドラマである。 震災の壮絶な様子と共に,葬儀関係の仕事をしていた主人公を中心に,遺 体を家族のもとに帰そうと奮闘する遺体安置所の人々の姿や日本人の死生 観をも映し出す。 『踊る大捜査線』シリーズの脚本や『誰も守ってくれない』などで知られ る君塚良一が
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