岩手県産のマダラから 放射性物質が検出 ――イトーヨーカドーは 「問題ない」 大手スーパーマーケットで販売されている魚介類からまたしても放射性物質が検出された――。国際環境NGOグリーンピース・ジャパンが実施している魚介類商品の放射性物質検査で判明したもの(三月二九日発表)。 今回で一二回目となる検査はボランティアが大手スーパーマーケット五社の店舗で購入した魚介類商品を、第三者機関でゲルマニウム半導体検出器を用いて測定したもの。今回、放射能汚染が確認されたのはイトーヨーカドー刈谷店(愛知県)で購入した岩手県産のマダラ(一キログラム当たり二・六ベクレル)だ。 グリーンピースがこの調査結果をイトーヨーカドーに伝え、消費者が選択して購入できるよう商品情報の開示を求めたところ、同社お客様相談室の担当者は 「国の基準値以下で、問題はない」とし、同社内における食品検査の詳細については「伝えられない」