『仕込み作業』
本日は第68清福丸の仕込みのため気仙沼へ来ています 今日は朝から寒気の影響で極寒の中での仕込みとなりました そんななかでも皆さん朝7時過ぎには集合し、作業を開始しました 一口に仕込みといっても色々なものをマグロ船に積み込みます まずは餌 アジやイワシ、イカなどマグロが食べる餌を大量に積み込みます 1航海分なので積み込む餌の量も半端ない数です 今回は1万123ケース、合計68万3,830尾の餌を積込みました 新人乗組員も初めての餌積みを手伝います 次に食糧 肉や魚はもちろん、野菜や果物、冷凍食品からインスタントラーメンに至るまで様々なものを積み込みます 閉鎖的な環境が続く海の上で食事は数少ない楽しみのひとつなので、厳選した美味しい食糧をいっぱい積み込みます 次々にバケツリレーで渡される食糧 最後に漁具 今回は幹縄を新たに新調したので結構なボリュームとなりました この仕込み作業、乗組員だけで行
『岩手県の定置網とクロマグロ』
昨日はメキシコで獲れる太平洋クロマグロ4割削減について書きましたが、今日は地元岩手県で獲れるクロマグロ削減の話題 先月24日、太平洋クロマグロの資源管理のための未成魚漁獲制限について、水産庁と岩手県定置網漁関係者との意見交換会が盛岡市で開かれました 現在岩手県のクロマグロの水揚げ量は年間100～300トンで推移 下の表は平成20年の岩手県で漁獲されるマグロ類の漁法別水揚げ量を示したグラフ クロマグロはほぼ全てが定置網で漁獲されています そして定置網で漁獲される9割が30kg未満の未成魚と言われています 水産庁は資源状況や国際情勢から国内で漁獲される30kg未満の未成魚の漁獲を来年から50％削減するよう全国の漁業者へ呼びかけています 岩手県の定置網漁も例外ではないみたいです それにたいして岩手県定置網漁業協会は網に入るのを待つ定置網の特性からマグロだけを選んで減らすのは不可能だと反発 実行可
『吉里吉里海水浴場』
今日は白い砂浜が広がる「吉里吉里（キリキリ）海岸」をご紹介 この吉里吉里海岸は宮古市の南に位置する大槌町の吉里吉里地区にあります ここ大槌町は東日本大震災で最も大きな被害を受けた地域のひとつです 震災時は市街地はほぼ壊滅状態、町長をはじめ537人が死亡し、約1050人が行方不明となりました もちろんこの吉里吉里海岸にも瓦礫がたくさん打ち上げられ、とても海水浴ができる状態ではありませんでした しかし今年7月に砂浜や海中の瓦礫の撤去が終わり、安全が確認されたことから26日に4年ぶりの海開きが行われました 実際に利用できる砂浜は海岸では防潮堤の復旧工事が行われている状況もあり、震災前の約3分の1、幅約130メートルにとどまるそうですが、多くの地元町民で賑わっていました この吉里吉里は井上ひさしの小説「吉里吉里人」のモデルとなった街 小説では日本政府に愛想を尽かし突如独立宣言をする吉里吉里村は、宮
『K-portに行ってみた』
最近頻繁に気仙沼へ行くので、今気仙沼で一番話題の店「K-port」へ行ってみました 「K-port」は日本を代表する俳優・渡辺謙さんが“心の港（＝port）”をプレゼントしようと、東日本大震災の被災地気仙沼に作ったカフェです コンセプトは「繋ぐ」で、カフェ以外でもイベントやギャラリーのスペースとして気仙沼と他の地域や世界を繋ぐ場所として建てられました 建築したのは「せんだいメディアテーク」を手がけ、近年では岩手県陸前高田市に東日本大震災で被災した人々のための小規模共同施設「みんなの家」を建設し、その功績から建築界のノーベル賞と祝われるプリツカー賞を受賞した伊藤豊雄氏が設計 この不規則な五角形の黒い建物は、芝居などのエンターテイメントが行われる“小屋”をイメージしたのだとか そういえば先日の第18昭福丸さんの体験乗船会の時に、渡辺謙さんと前川船頭とのトークセッションもこの「K-port」で開
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