【柳谷政人】瀬戸内国際芸術祭は、のべ107万368人が来場し、4日に閉幕した。3年前の第1回から10万人以上増えた。秋会期単独の来場者数は37万1984人だった。 香川県などでつくる実行委員会が5日、最終的な来場者数を発表した。各島ごとに集計基準となる作品を1~7点決め、鑑賞した人の数を合計してその日の来場者数を算出。前回と同じ集計方法で、実際には複数の作品を一気に鑑賞する人が多い。 来場者が最多だったのは直島で26万5403人。次いで小豆島が19万6357人。前回も会場だった7島のうち唯一来場者数が増えた。今回から参加した5島も軒並み2万人を超えた。 浜田恵造知事は5日の定例会見で「島々が芸術の力で元気になる方向を今後も続けたい」と次回以降への意欲を見せ、開催地域については「島を持つ各市町はすべて参加し、こえび隊などボランティアの熱意に頼るのも限界がある。今の時点では新しい島を積極的に考