今年も鬱陶しい梅雨の季節がやってきた。 いや、最近は降雨というと鬱陶しいどころか、局所的に突然起こる集中豪雨、いわゆる「ゲリラ豪雨」というヤツのせいで、けっこう大変な実害もでていたりする。 特に都市部の場合、下水が処理できる1時間あたりの降水量を越えた雨が降った場合、たとえ短時間の降雨でも水があふれ出す、いわゆる「都市型洪水」が発生してしまう。 ウェザーニューズは各地のユーザーから寄せられたリポートをもとにゲリラ豪雨アラートメールを送信する試みを昨年実施。これは一般から寄せられたリポートを取り入れたレーダー画像(ニュースリリースより) さて、このゲリラ豪雨は、その名の通りゲリラ的なまでに突発的に発生するため、従来の天気予報では予測が難しいとされてきた。 そこで、先日、気象庁は新たな気象予測のためのシステムを開発したことを発表した。 これは、GPS(全地球測位システム)のデータから空気中の水