[東京 3日 ロイター] KDDI9433.Tの小野寺正社長兼会長は3日、ロイターのインタビューで、今月から始まった高速無線の「WiMAX(ワイマックス)」を運営する持分法適用会社のUQコミュニケーションズ(UQコム・東京都港区)に追加出資する構えがあるとの考えを示した。 UQのインフラ構築資金は必要に応じて提供する方針で、今後、大容量データの利用で成長が見込める高速無線市場の基盤を固めていく姿勢を示した。 WiMAXは受信速度が毎秒最大40メガ(メガは100万)ビットで、固定回線のADSLの速さに匹敵する無線回線。7月1日から有料サービスを開始したが、当初は首都圏、名古屋、京阪神の一部のカバーにとどまる。運営会社のUQコムは、これから順次エリアを拡大し、2012年度までに1400億円をかけて全国をカバーする計画。サービス開始までにUQコムは、KDDIのほか、米インテルINTC.O、東日本