2007年9月30日に、富士スピードウェイで決勝レースが行われたF1日本グランプリに関して、東京地方裁判所は24日、富士スピードウェイを相手にチケット代の返還と慰謝料など約1950万円の賠償を求め訴訟を起こしていた67人の原告に対し、53人に約80万円を支払うよう命じた。
足止めされた一般客。右車線はレース関係車両のための優先道路だが、 トヨタ関連の招待客を乗せたバスが次々に通り抜けた。 昨年9月のF1日本グランプリを訪れた延23万人の観客のうち、130人余りが「被害者の会」を結成し、レースの主催者である富士スピードウェイ(株)(以下、FSW)を相手取って、6月中旬にも訴訟に踏み切ることになった。チケット代の全額返還と、慰謝料の支払いを求めるという。 「去年のGPは、FSWの用意したバスでしか入場できないというシステムだった。それなのに、予定時間を過ぎてもバスが来ない。報道では2時間待ちなんて言ってましたけど、私たちは少なくとも4~5時間は待たされました」(「被害者の会」発起人A氏) レース当日、混乱でレースに間に合わなかった観客が出たことはFSW側も認めており、観客86人に対してチケット代などの払い戻しを行ったと発表している。だが、A氏によればこの「86人
2007年9月に富士スピードウェイで開催されたF1日本グランプリのずさんな運営により、「劣悪な環境の中長時間のバス待ちを余儀なくされ、精神的苦痛を受けた」として損害賠償を求めた裁判(記事参照)の第一回口頭弁論が、8月5日11時から東京地裁705号法廷で行われた。なお、被告である富士スピードウェイは欠席し、被告側弁護士のみが出廷した。 原告は、チケット&ライド方式によるシャトルバス運行計画のずさんさや、スタッフ教育の不備による運営の混乱など、被告の義務違反を指摘。その結果、決勝レースに間に合わなかったり、観戦を断念せざるを得ない状況に追い込まれたことや、予選、決勝レース後のバス待ちにおいては、トイレの絶対数が不足、売店もなく、足元も泥濘化したバス乗り場で雨の中、空腹とトイレを我慢して何時間も待たされたことにより精神的苦痛を受けたと主張した。 一方被告は請求を棄却することを求めた。 答弁書で、
10月8日~10日に三重県鈴鹿サーキットにて2010年F1日本グランプリが開催された。想定を超える悪天候により予選は雨天順延したものの、晴天の日曜日に同日予選・決勝が行われ、小林可夢偉選手の大活躍により多いに盛り上がった。 この3年前、07年9月末に富士スピードウェイが開催したF1日本グランプリの運営はずさん極まりなく、「劣悪な環境の中、長時間のバス待ちを余儀なくされ、精神的苦痛を受けた」として観客109名が富士スピードウェイ(以下、FSW)に対し、損害賠償を求め訴えている。08年8月から丸2年以上に渡って続いているこの裁判の経過について改めて取材した。 FSWが開催した2007年F1日本グランプリではチケット&ライドシステムと呼ばれる、各アクセスポイントから専用シャトルバスで来場する方式を取り、観客が自家用車や徒歩など、他の交通手段による来場を基本的に禁じていた。 予選日から各アクセスポ
好きなものは空と緑とS2000とガンダムとラジコン・ミニ四駆、Perfume(かしゆか)。ときどき子育てとキャンプ。 今回の訴訟を通じ、富士スピードウェイの責任逃れ体質、トヨタ金儲け主義の本質を見ました。 ▼【地獄のF1富士】富士スピードウェイに賠償命令:F1日本グランプリ訴訟判決 #f1jp ([の] のまのしわざ) 結論から先に言うと、被告はレースファンのこと、モータースポーツのことなんてこれっぽっちも考えてないということです。自分たちの楽しさ、身内の幸せ、金儲けができればいいのです。 訴訟の流れはこうでした。 原告109名が個々人の被害、バス待ちの長さ、待っている間の環境の劣悪なこと、そして疲労困憊、その結果風邪など体調不良に陥った事を訴えたものに対し、被告はすべての争点を争ったのです。つまり原告のいっていることは「そんなの知らん」「信用できない(=ウソつきよばわり)」「おおげさ」と
2007年9月末に富士スピードウェイが開催したF1日本グランプリの運営はずさん極まりなく、「劣悪な環境の中、長時間のバス待ちを余儀なくされ、精神的苦痛を受けた等」として観客109名が富士スピードウェイ(以下、FSW)に対し、損害賠償を求め訴えていた。この判決が、13年1月24日に言い渡される。 訴えから約4年と長期間にわたって行われた訴訟がようやく結審し判決を迎えるが、なぜここまで時間がかかったのか、そしてFSWの対応はどうだったのか、あらためて振り返る。 FSWが開催した07年F1日本グランプリでは「チケット&ライドシステム」と呼ばれる、各アクセスポイントから専用シャトルバスで来場する方式を取り、観客が自家用車や徒歩など、ほかの交通手段による来場を基本的に禁じていた。 予選日から各アクセスポイントと会場を結ぶシャトルバスの運行が滞り、数万人の観客が場内に閉じ込められた。決勝日にはシャトル
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