性欲の方向性には、見たい性欲(消費したい性欲)と、見られたい性欲(消費されたい性欲)がある。 これまでは「男は見たい性欲で、女は見られたい性欲だ」と断定されてきた。 でも見られたい性欲を持つ男も居る。それが美少女に自己投影するオタク男だ。 美少女というのは、最も見られ、最も性的に消費される存在だ。 グロテスクなモンスターや下劣な醜男などの集団が寄ってたかって美少女を犯すようなエロ同人誌がある。 これを醜男目線で読んでいるオタクは、見たい性欲・保守的な男性的性欲の持ち主だ。 しかし、犯される美少女に自己投影しながら読んでいるオタクもいる。 見られたい、欲望されたい、消費されたい、という願望があるのに、それが充たされないから、 妄想の中で美少女の身体を借りて消費されることを楽しんでいる。 「もし女になれたら、何をしたいですか?」 そんな質問に対して「ミニスカートをはいて男どもを挑発してみたい」