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ブックマーク / naotan200.hatenablog.com (12)

  • 授業って将来の役に立つか? - 社会人としての考えを創る就職活動

    ◆学校が将来の役に立つかという疑問 学生たちが良く「この授業、将来の役に立つかわからない」などと言ってくることがあります。特に、高校までやってきた英数国理社的な授業に対しては強くそのように思っている学生が多いです。さて、それではなぜ学校でそのような授業を行うことになっているのでしょう。 また、学校の役割って何なのでしょうか。社会人として仕事をする目的についてきちんと考えその上で仕事はどういうものかと考えていくと答えは見えてきます。 ◆学校生活全般で学んで欲しいもの 学校生活の先にある働くということについて考えてみます。働く目的には3つのベクトルがあります。「生活を豊かにする」と言うベクトル。「自分をより成長させる」と言うベクトル。「世の中に有益な仕事をしてお客様、ひいては世の中全体に貢献する」というベクトル。この3つのベクトルが自分のモチベーションとして全てある状態が、できる社会人になる条

    授業って将来の役に立つか? - 社会人としての考えを創る就職活動
  • 自己PRなんて私にはない...どうしよう... - 社会人としての考えを創る就職活動

    ❖自己PRって言われても困る...こんな声が聞こえてきます 「今まで頑張ってきたものなんかない」「自己PRって言われても…」学生がよく口にする言葉です。それって当によくわかります。私だって同じですから…私も「今まで頑張ってきたものなんかない」「自己PRって言われても…」です。 当たり前のことを当たり前にやってきた。世の中に暮らす人の8割くらいはこの感覚なのではないでしょうか。「だから何も言うことない…」と言ってしまえば、その通りなのですが、ここでは人事の意図からもう少し考えてみましょう。 ❖人事が面接で「知りたい」「探りたい」内容 人事が探りたいのは、この学生が組織の中でどのような役割を担い、どのように行動するか。さらには、その行動はどのような考え方にもとづいて行うかです。特に、組織に課せられた課題(タスク)に対しての行動を、重視してみていきます。要するに自組織で発生する数々の課題に対し

    自己PRなんて私にはない...どうしよう... - 社会人としての考えを創る就職活動
  • マーケティング的企業研究のすすめ - 社会人としての考えを創る就職活動

    ❖マーケティング的企業研究 日は企業研究をする中で少し知っておいた方が良いマーケティングの知識を紹介します。マーケティングとは「お客様とWinWinの関係をベースとした売れる仕組み」と私は解釈しています。つまり、企業が世の中に存在する意味である「アイデンティティ」の根幹をなすものです。マーケティング理論を使って企業を分析していくと「企業がなぜ誰かに必要とされるか」「存在意義は何なのか」などを知ることが出来ます。 さて、私が学生にマーケティング理論を講義するときに最初に教えるものが「ランチェスターの第二法則」です。この法則は1914年にフレデリック・ランチェスターによって考え出された戦闘効果を数理的に証明した法則で、軍事戦略や戦術を考えるときに使用したものです。これが転じてマーケティングの古典的法則として、今も企業の戦略や戦術に使われています。 ❖マーケティング活動の原点「ランチェスターの

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  • 人気度や難易度で決めてはいけない就職試験!! - 社会人としての考えを創る就職活動

    公務員受験をする学生に「〇〇と△△の試験日程かぶったんですよ。〇〇と△△だったら〇〇が倍率低いからそっちにしようと思っているのですがどう思います」と聞かれたことがあります。あまりにも違う職種だったため、私は思わず「あなたは公務員になることがゴールなの。普通は公務員になってからがスタートでしょ」と訊いてしまいました。 高校受験・大学受験で受験先を決定するとき、皆さんはどのように受験先を決定しましたか。また、第一志望校はどのように決定しましたか。教育分野や大学の雰囲気、立地条件、進路・進学状況はもちろんのこと、入試の難易度や入試科目から第一志望を決めて、受験校を決定していくというような流れでしょうか。河合塾のサイトには受験校決定のポイントとして下記のように解説していました。 大学受験で大切なことは、目標を見失わないことです。今まで行ってきた受験勉強はすべて、第1志望校に合格するための努力です。

    人気度や難易度で決めてはいけない就職試験!! - 社会人としての考えを創る就職活動
  • 「何とかなる」は「何ともならない」 - 社会人としての考えを創る就職活動

    ❖新入生に話す内容を考えてみた もうすぐ新しい学生が入ってきます。その学生のために今日は話をします。学生は三種類のタイプがあります。これからの学生生活、将来の幸せのために、幸せな人生を送るために、知っておいてほしいことがあります。 ❖「何とかなる」は「何ともならない」 まず一つ目は「何とかなる」と考え何も行動しない学生です。社会に出て揉まれて経験があって、その経験をベースにした「何とかなる」この言葉には重みがあります。でも、何も経験がない中で「何とかなる」は何ともなりません。 当然の話ですが、行動しない学生はうまくいくはずがありません。経験ある人の「何とかなる」は「何とかする」ですが、経験のない人の「何とかなる」は「誰かがなんとかしてくれる」です。 大人になると、誰かがなんとかしてくれるという事はなくなります。誰かが何とかしてくれるものではなく、誰かが教えてくれるものでもありません。必要な

    「何とかなる」は「何ともならない」 - 社会人としての考えを創る就職活動
  • お金持ちになるために考えるべきこと - 社会人としての考えを創る就職活動

    ❖給料を沢山もらいたいのだけど 「給料を沢山もらいたいのだけど、金持ちになりたいんだけど、どうすれば良いですか」と言ってくる学生がごくたまにいます。その学生に対しては「自分の責任以上のことをしろ」「責任を300%果たせ」「大事にされて給料も沢山くれるぞ」と返します。 下世話な話になりますが、当にそうです。例えば、営業で目標の300%の売上をあげたら、次の年には給料を上げてくれるでしょう。もし、給料が上げてもらえなかったらライバル会社に転職しましょう。あなたは引く手あまたです。当然給料も上がります。 「責任と給料は比例する」いつも学生に言っている言葉です。自分が責務を果たすことが、お客様の利益になり、その対価としてお支払い頂く。その支払いが原資となり給料が支払われる。当たり前ですが、これが仕事の仕組みです。 ❖ラクに稼ぐはラクじゃない 「もっと、ラクに稼ぐ方法、効率良く稼ぐ方法はないんです

    お金持ちになるために考えるべきこと - 社会人としての考えを創る就職活動
  • どうしても目をかけてしまう学生の特徴 - 社会人としての考えを創る就職活動

    ❖教員の私がえこひいきをしてしまう話 私が年度や期の最初の授業で学生達に話すと決めていることがあります。今日はその話を少しご紹介します。「私はえこひいきをします」最初の授業はここから始まります。当然のことですが、その話をすると最初学生たちは怪訝そうな顔をします。まあ、当たり前です。教員がやってはいけないこと第一位ですから... そのあとに続けます。私は授業の進度を皆さんの表情やしぐさで決定します。出来るだけ双方向で授業を進め、確認しながら進度を決定していきたいのです。しかし、講義の場合は時間の関係もあって双方向で確認しながら行うことが困難です。つまり、リアクションが大きい学生が、授業の進度を決定するバロメータとなる訳です。リアクションの少ない学生に声をかけて、理解しているかの確認はしますが、それが出来るのはたまにです。でも、皆さんがついてこない授業をするのは嫌です。そのため、大きくうなずい

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  • テクニックやノウハウだけでは成長しない - 社会人としての考えを創る就職活動

    ❖「やりもせんに」という気持ちが成長を創る 「やりもせんに」田技研の創始者田宗一郎の口癖だったそうです。昭和の時代の言葉ですが、正解のある仕事がコンピュータに取って代わり、社内に残った単純作業はアウトソーシングされ、正社員が取り組む仕事は正解のないチャレンジングな精神が必要なものが中心になっている今の時代のためにある言葉だと思います。 私もこの言葉を心に刻みながら、いつも仕事に取り組んでいます。どうすれば、企業が欲しがる人財を輩出できるのだろう。あの手この手で学生にアプローチしているわけです。これは、私の職業が特殊なわけではありません。営業しかり、販売しかり、広報しかり、技術しかり、企画しかり...頭脳労働で給料をもらうためには挑戦し続けるしかないのです。 ❖テクニックやノウハウに走る学生の不幸 でも、「そんな役に立つかどうかわからないことやっても無駄だ」「どうすれば上手くいくかノウハ

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  • コミュニケーションに口はいらない!! - 社会人としての考えを創る就職活動

    ❖利他の気持ちがオープンマインドを創る コミュニケーション能力の根幹にある素直さについては先日お話ししましたが、「受け入れる力=素直さ」だけではコミュニケーション能力があるとは言えません。自分から発信する「伝える力」も重要になります。受け入れる力を駆使することで相手のオープンマインドを引き出すことが伝える第一歩です。その上で伝えるために必要なことは「利他」(自分の利益ではなく他の利益、もしくは全体の利益)の精神です。 特に仕事をするうえではこの精神が必要です。仕事はチームで一つの目標に向かっていくことです。「チームを目標に向かわせたい」「チームの力を向上させたい」という気持ちで伝えていかないと誰の心にも響きません。伝える目的は他の人達を動かすことですから、目的を達成するためには他人の為を考え動くこと(利他)が重要になります。さらには、お客様など仕事で関わる全ての人や団体(ステークホルダー)

    コミュニケーションに口はいらない!! - 社会人としての考えを創る就職活動
  • リーダー経験がリーダーシップを創るってホント?? - 社会人としての考えを創る就職活動

    ❖学生が良く語るリーダーシップ 自己PRでリーダー経験を語る学生が良くいます。リーダー経験を語る学生によく「リーダー経験で成長したことを教えて」と聞いてみることがあります。「指導力がつきました」「皆を引っ張る力がつきました」「リーダーシップが身につきました」などと答える方が多くいます。リーダーシップと答えた学生に「君にとってのリーダーシップとは」と訊いてみると「指導力・引っ張る力」と答える方も多くいます。当にリーダーシップは「指導力・引っ張る力」なのでしょうか。 また、そのPR内容を見ると「部全体のレベルアップを図ることが出来ました」「〇〇人の集客を達成しました」など成果を語る学生が多いです。「それは君の成果なの」と訊くと「リーダーとしての自分の成果」と答える方も多いです。チームの成果を自分の成果とする学生...このような学生にリーダーシップはあるでしょうか。 逆に「リーダー経験がないか

    リーダー経験がリーダーシップを創るってホント?? - 社会人としての考えを創る就職活動
  • 「人の気持ちを考えて行動する」ってどういうこと? - 社会人としての考えを創る就職活動

    ❖人の気持ちを考えることは大事だけど... 自己PRで「私は人の気持ちを考えて行動することが出来ます」と言ってくる学生がいます。女子学生に多いのですが、この言葉を聞いた時、私はそこにいる学生すべてに質問します。「人の気持ちを考えて行動する人、手をあげて...」そうするとほとんどの学生が手をあげます。そうなんです。人の気持ちを考えて行動する行為は、ほとんどの学生が行っているのです。そのため「私は人の気持ちを考えて行動することが出来ます」というのを自己PRで使うのは得策ではありません。 でも、仕事上で人の気持ちを考えて行動することは重要です。場面場面で、お客様や上司・同僚・部下・取引先などの気持ちを考えた上で、その人に対し利益をもたらす行為をすることが仕事だからです。そのように仕事を続けていると「仕事で貢献できる人」という評価を受けます。人の気持ちを考えた先にある「他者に対して利益をもたらす行

    「人の気持ちを考えて行動する」ってどういうこと? - 社会人としての考えを創る就職活動
  • ノルマがないから事務になりたいって - 社会人としての考えを創る就職活動

    仕事の2つの種類 仕事は大きく分けて2つの種類に分類されます。1つは定常的な仕事でルーティンワークと呼ばれるものです。これは決まった手順で繰り返し行われるものであり、事務作業とも呼ばれます。もう1つは非定常的な仕事で、新規業務など企画、計画などのプロジェクト的業務や営業活動など場面によって違う対応を必要とする業務です。 当然、判断を必要としない定常的な業務は正解がありますから、100点満点から仕事が始まり、ミスをすると減点される評価基準で見られます。また、非定常的な業務に正解はありませんから0点から始まり成功すると加点されるという評価になります。どんな仕事もこの2つの業務から成り立ち、その合算で評価されることが通常です。 ❖事務という仕事に対する学生の誤解 さて、頭脳労働者の中でその2種類の仕事のうち、定常的な業務のみを行う仕事を事務と言いう時があります。よく「ノルマもないし、きちんと仕

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