気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 先週、EU(欧州連合)はとりあえずギリシャ問題を棚上げ・先送りしましたが、一朝一夕で解決する問題ではないだけに、以前話題になったドバイとともに火種は残ったままで、いずれまた近いうちに噴出する問題だと考えておいた方がいいでしょう。しかも、域内で大きな経済格差・競争力格差があるにも関わらず、EUあるいは通貨としてのユーロを一体的に運営することが可能なのだろうかという根本的な疑問が残ります。今年はEUにとっては、この疑問に答えを出さざるを得ないタイミングになるかもしれません。 先週はまた、米国で財政赤字削減について超党派委員会を設置して本格的に取り組む意向を示しましたし、中国の預金準備率引き上げや(技術的な動きだとしても)米国の公定歩合引き上げが発