〈メディア激変29〉初音ミクと―1 お母さんがつくる歌2010年5月14日22時51分 印刷 ソーシャルブックマーク はややさんがパソコンで作曲するのをまねる娘のこはくちゃん=愛知県豊田市 「かーきくー、けーこー♪」。4歳の娘こはくちゃんが、パソコンから流れる歌に合わせて口ずさむ。 歌声合成ソフト「初音ミク」を使って、お母さんが作っている途中の歌だ。このソフトは、歌詞とメロディーを入力すれば、人間の声を基に歌声を合成し、その通りに歌ってくれる。歌詞は、「かきくけこ」を適当に当てている。 「作ってるうちに覚えちゃったんです」。愛知県豊田市に住む30代後半の専業主婦は、ネットでは「はやや」の名で知られる。動画配信サイト「ニコニコ動画」で、投稿した自作曲が注目を集める「人気作家」だ。 最も注目を集めた「夢みることり」という曲は、投稿から2年で70万回近く再生され、インディーズレーベルでCD化。テ