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ブックマーク / president.jp (337)

  • 気休めにしては危険すぎる…現役医師が「空間除菌グッズは使うな」と断言する理由 危険を放置するメーカーの無責任

    「空間除菌」をうたう商品がたくさん販売されている。しかしダマされてはいけない。内科医の名取宏氏は「空間除菌グッズは限定された環境下でしか効果を発揮できず、除菌能力は低い。むしろ咳や呼吸困難などの健康被害も出ている。気休めとして使うものとしては危険すぎる」という――。 「空間除菌」グッズの位置付けは医薬品ではなく雑貨 新型コロナウイルス感染症が流行してすでに1年以上が経ちました。この原稿を書いている2021年4月上旬の時点では、緊急事態宣言は解除されたものの、各地で感染者の増加が見られます。ワクチンの接種もはじまっていますが、接種者の割合は人口の1%にも達していません。手洗い、マスク着用、三密の回避、会の自粛といった感染対策を続けることが必要です。 なかには、ちょっと怪しい感染対策もあります。空中に消毒薬を拡散させることで空気を消毒すると称する、いわゆる「空間除菌」は、しきりと宣伝されてい

    気休めにしては危険すぎる…現役医師が「空間除菌グッズは使うな」と断言する理由 危険を放置するメーカーの無責任
  • 「子を育てるのは親ではないほうがいい」日本の母親は全員"毒親予備軍"である 不完全な人間が人間を育てる脆弱性

    なぜ日の親子は互いに過剰な愛着を持ちがちなのか。エッセイストの内田也哉子氏と脳科学者の中野信子氏の共著『なんで家族を続けるの?』(文春新書)より一部を紹介する――。(第2回) 樹木希林が孫を海外の全寮制学校を薦めた理由 【中野信子(脳科学者)】一口に言うのは難しいのだけれど、人間はどうして苦しんで子どもを産むんだろうと思ったの。昭和の価値観の中で私たちは育ったでしょ。母親はどうしてこんなに義務を背負わされて、性別非対称的に子孫を繁栄させる役割を担わされているんだろうという疑問が子どもの頃からあったんです。そのしわ寄せが次世代に、そのまた次の世代にと、綿々と受け継がれていくわけでしょう。 【内田也哉子(エッセイスト)】過剰な義務となってつい、毒親にもなっちゃいますよね。誰しもが毒親になる可能性があるし、自分も意図しなくても毒親になってしまっていることがある。私は心当たりがあり過ぎて、もう子

    「子を育てるのは親ではないほうがいい」日本の母親は全員"毒親予備軍"である 不完全な人間が人間を育てる脆弱性
    pikopikopan
    pikopikopan 2021/04/23
    ”人工子宮”凄いな・・これなら身体傷めずにすむからいいのでは
  • 「作業着なんてムリ」そんな若者を惹きつけた"スーツに見える作業着"誕生秘話 導入企業の新卒応募数は3倍に

    スーツみたいなスタイルで作業できませんかね?」 春水堂の日での展開が、なんとか軌道に乗って店舗もどんどんと増えていくなか、2016年、創業10周年を迎えた。何か記念事業をしようと何人かの社員にヒアリングをする。雑談するなかで、こんな話が出てきた。 「若い人を採用するために、水道事業の作業着をカッコよくしませんか」「作業着は確かに変わり映えしない。面白いね! よしやってみよう」 そうして、ユニフォームプロジェクトをスタートさせた。世界中の作業着の資料を色々と取り寄せてみる。知り合いのデザイナーに頼んでデザインしてもらう。つなぎにしてみようか。ストリートファッションぽくしてみようか。色々試すが、どうもしっくりこない。 作業着をカッコよくしようとすると、なんだかちぐはぐになる。気がつくとすでに1年近く経っていた。ダメだ、もうやめよっかな、と行き詰まるなかでの、ある日のミーティング。人事にいた

    「作業着なんてムリ」そんな若者を惹きつけた"スーツに見える作業着"誕生秘話 導入企業の新卒応募数は3倍に
  • 「業務中に水分補給をすることがあります」そんな告知が必要になる日本の息苦しさ 小さな不快を許さない「善意」の連鎖

    バスや電車に乗ると「業務中に水分補給をすることがあります」という貼り紙を見かけることがある。この掲示にはどんな目的があるのか。文筆家の御田寺圭氏は「『業務中に水を飲んで休んでいた』と通報する人がいるからだろう。そんな『善意』が日社会を息苦しいものにしつつある」という――。 「連絡」する人は善かれと思ってやっている 私たちが暮らす社会は、すばらしい「善意」であふれている。 ——そう、たとえば、どこかの会社の従業員が、仕事をせず外でサボっていないかどうかを逐一チェックして、わざわざ事務所に「報告」してくれるような、心温まる「善意」で。 夏場にバスや電車に乗ると「乗務員が乗務中に水分補給をさせていただくことがあります」とか「乗務員が脱帽していることがあります」といった、一見するとなんの目的で出されているのかわからない、不思議な告知を見かけることがある。業務中の熱中症リスクに万全の対策をしておく

    「業務中に水分補給をすることがあります」そんな告知が必要になる日本の息苦しさ 小さな不快を許さない「善意」の連鎖
  • 数百人の新聞記者が束になっても、少数精鋭の"文春砲"に完敗する根本原因 一緒に「賭け麻雀」をする浮世離れ

    新聞と雑誌のニュース感覚の違いを明確にした「賭け麻雀問題」 新型コロナの感染拡大によって初の緊急事態宣言が発令されていた2020年5月、ともに活字メディアでありながら、新聞の「ニュース感覚」と雑誌の「ニュース感覚」の違いを痛感させる出来事があった。検察官の定年延長問題の渦中にいた黒川弘務・東京高等検察庁検事長(2020年5月22日付で辞職)の「賭け麻雀」に関する報道である。 経緯を簡単におさらいしよう。検事長の定年は63歳であるため、東京高検検事長だった黒川氏は63歳の誕生日前日の2020年2月7日に退官する予定であった。ところが、その直前の1月31日、当時の安倍内閣は「検察庁の業務遂行上の必要性」を理由に黒川氏の定年を半年延長する閣議決定をした。 検察トップの検事総長の定年は、検事長よりも2歳上の65歳。当時の稲田伸夫・検総長は定年を待たずに2020年7月に退官するとみられていたが、黒川

    数百人の新聞記者が束になっても、少数精鋭の"文春砲"に完敗する根本原因 一緒に「賭け麻雀」をする浮世離れ
  • 「不倫に陰口、いばる妻たち」年収1000万超の裁判官たちのオンボロ官舎生活 心を貧しくさせる肩書きとの落差

    裁判官の世界は「官僚型ムラ社会」 裁判官といえば、普通の人々にはまずは黒い法服を着た姿しか思い浮かばないし、それは諸外国の裁判官と同じことなので、日の裁判官も、「法と良心に従って裁きを下す独立の判断官」なのだろうと考えている人々が多い。 しかし、実際には、日の裁判官は、その精神のあり方からみても、果たしている機能からみても、「閉じられた世界の役人」という部分が非常に大きい。つまり、一枚岩の性格の強い「司法官僚」であり、「裁判所という組織、機構、権力の(重要な)一部」なのである。 もちろん、個々の裁判官の中には、公的には独立心をもって職務を行い、私生活では普通の市民であるような裁判官のかたちをめざしたいと考えている人々もおり、私もその1人だった。しかし、現実には、司法エリートによって構成される強固なムラ社会、しかも裁判所当局の厳重なコントロール下にある官僚型ムラ社会の中でそのような志向を

    「不倫に陰口、いばる妻たち」年収1000万超の裁判官たちのオンボロ官舎生活 心を貧しくさせる肩書きとの落差
  • 「飲み会を絶対に断らない女」は、生涯をかけて何を積み上げてきたのか 「女性初」を重ねてきた苦労の果て

    衆院予算委員会に臨む参考人の(右から)山田真貴子内閣広報官、総務省の谷脇康彦総務審議官、吉田真人総務審議官、秋芳徳前情報流通行政局長=2021年2月25日、国会内 菅首相が当初「広報官留任」と判断したのは、「自分の息子のせいで、自分の抜擢した広報官が辞める」ということを既成事実化したくなかったからだと思う。26日に予定していた記者会見を取りやめたのは、ほとぼりを冷ますつもりだったろう。が、「山田広報官隠し」と批判され、会見代わりの「ぶら下がり」でも結局、接待問題を聞かれた。どうしても「息子&山田」となるという事態にいら立ち、流れは一気に辞任へ。そんなふうに想像する。 だけど、こんな展開、素人の私だって想像できる。菅首相という人の、読みの甘さ、政治センスのなさに加え、冷たさも見えてしまった。「守らないなら、最初から辞めさせてやれ」と思う。体調が悪くなるほど、追い詰められた山田さん。接待を受

    「飲み会を絶対に断らない女」は、生涯をかけて何を積み上げてきたのか 「女性初」を重ねてきた苦労の果て
    pikopikopan
    pikopikopan 2021/03/03
    菅や二階堂が亡くなった頃に暴露本とか出して欲しい
  • 東京五輪を"ボイコット"する日本国民がこうむる「どえらい逸失利益」 そもそも日本に開催中止の権限なし

    終息しないコロナの感染状況を受け「東京五輪開催」反対派が多くなっているが、当にそれでいいのだろうか。スポーツライターの酒井政人さんは「開催決定・中止を決める権限はIOCにあり日(東京)にはない。夏季五輪の自国開催は一生に一度のビッグイベントで、その体験を逸するのは惜しい。国民も大会関係者も最大限の感染対策で開催に向け準備すべきではないか」と訴える――。 開催国日(東京都)に東京五輪を「中止」する権限はない 東京五輪の開催まで5カ月を切ったが、国民の心は東京五輪から離れているように見える。 読売新聞社が行った世論調査(2021年2月5~7日調査)では、「観客を入れて開催する」8%、「観客を入れずに開催する」28%と、開催に前向きな考えを持つ人が計36%いたが、「再延期する」33%、「中止する」28%と、6割を超える人が予定通りの開催に否定的な回答をしている。 緊急事態宣言の延長に加えて

    東京五輪を"ボイコット"する日本国民がこうむる「どえらい逸失利益」 そもそも日本に開催中止の権限なし
    pikopikopan
    pikopikopan 2021/03/03
    not for meってことで、オリンピック開催期間は海外に逃亡しようと思ってたんだよなあ・・やれることとやれないこと精査してコンパクト開催されたらいいと思います
  • 性教育の教科書がAVになってしまう日本男性のセックスの貧困さ セックス=愛の勘違いに気づけるか

    学校ではほとんど行われていない性教育。一方、最近家庭向けのが次々と出版されており、性教育に注目が集まっている。長年学校現場で性教育に携わり、共著で出したコミックエッセイ『おうち性教育はじめます』が話題の村瀬幸浩さんと、「社会から性差別をなくすためには男の子の育て方がカギ」と説く弁護士の太田啓子さんが、日の大人の「性」に対する知識の欠如について語った――。 私たちは、性についてまともに学んでこなかった 【太田】今、性教育に関心を持つ親が増えています。子どもにはしっかり教えなければマズいという「危機感」を持っているのですが、そもそも親たちも性について教えられていません。どう伝えればよいかもわからず、モヤモヤしているんじゃないでしょうか。 特に女性は、自分がこれまでに男性から言われたりされたりして嫌な思いをしたさまざまな経験から、「息子があんな男になってしまったらどうしよう」と思っている人も

    性教育の教科書がAVになってしまう日本男性のセックスの貧困さ セックス=愛の勘違いに気づけるか
  • 「近所で遊ぶ子どもがうるさい」とネットに書き込む人は、ただの子ども嫌いではない 「大事な子ども」の近くから離れたい

    路上で遊ぶ子どもたちのいる場所を地図に書き込むサイト「道路族マップ」が話題になっている。子どもの「騒音」に悩む人たちは、なぜその情報をネットに書き込むのか。文筆家の御田寺圭氏は「子どもが大切にされすぎた結果、騒がしくても叱ることができなくなった。書き込む人たちは、子どもの存在におびえているのだ」という――。 住宅街で遊び回る子ども=「道路族」 「道路族」 ――というワードを、あなたはご存じだろうか? もちろん、この場合の「道路族」とは、田中角栄や青木幹雄といった族議員のことではない。 ここでいう「道路族」とは「住宅街における路地や付近の公道において、あたかも公園や庭のごとく我が物顔で遊びまわる子ども(と、その親たち)」のことを差す。当初はあくまで局所的なネットスラングとして流通していたにすぎないワードだった。しかしSNSが(とりわけ主婦層に)普及するにつれ「悩んでいるのは自分だけだと思って

    「近所で遊ぶ子どもがうるさい」とネットに書き込む人は、ただの子ども嫌いではない 「大事な子ども」の近くから離れたい
    pikopikopan
    pikopikopan 2021/02/19
    う、うーん・・そもそも平手打ちが当たり前に出来なくなったって言い分おかしいのでは。子供の叱り方の知識がない指摘出来ないというなら、子なしの大人は自分から学ぶべきだし、親御さんに根回しすればいいじゃん
  • 「月20万円でカビだらけのシェアハウス住まい」起業を夢みる若者を狙う洗脳の実態 上納金のために性風俗で働く女性も

    マルチ商法などの悪徳商法は、どのようにして会員を洗脳しているのか。ライターの雨宮純氏は「まずは運営するシェアハウスに強制的に移住させ、勧誘漬けの生活に。会員の自由な時間を奪い、それまでの人間関係を断ち切る。勧誘生活に慣れたところで、自己啓発セミナーに参加させて価値観を植え付ける。実態は悪徳商法というよりもカルトに近い」という――。(第2回) 50人以上が暮らす一軒家のシェアハウス 引っ越しの手伝いで訪れたシェアハウス。玄関脇の入れには外観からは想像できない量のが入れられ、収まりきらないが床に散らばっていた。傘入れにもおびただしい量の傘が差し込まれ、昼間にもかかわらず室内は薄暗かった。 これは私が悪徳商法集団「環境」を辞めたという会員に誘われ、引っ越しの手伝いをした際に見た実情だ。 「『環境』を脱退したためにシェアハウスから引っ越します。話は付けておきますので、手伝いに来てみませんか」

    「月20万円でカビだらけのシェアハウス住まい」起業を夢みる若者を狙う洗脳の実態 上納金のために性風俗で働く女性も
  • 「洗脳するまで目的は伝えない」起業を夢みてセミナーに通った20代女性の悲惨な末路 待っていたのは毎月15万円の上納金

    マルチ商法などの悪徳商法の手口が巧妙になっている。ライターの雨宮純氏は「街コン起業セミナーなどあらゆるところに構成員がいる。洗脳するまで商材を見せないという点で、手口は非常に悪質だ。ある20代女性は、同じ組織の構成員と寝をともにしながら毎月15万円を上納することになった」という――。(第1回) 気づいたらそこは悪徳商法の巣窟 「最初はあのお店がそんな場所だとは、まったく知りませんでした」 繁華街にある、小ぎれいでリーズナブルなダイニングバー。カクテルは1杯300円。事の味も悪くない。何も知らなければ、単にコストパフォーマンスの良い便利な店だろう。 ところが、私が取材したAさん(20代・女性)が出入りしていた店は、経営者から従業員、常連までが悪徳商法集団の構成員という、魔窟のような場所だった。 Aさんが「彼ら」と関わるきっかけは、ありふれた路上に潜んでいた。 「すみません、このあたりで

    「洗脳するまで目的は伝えない」起業を夢みてセミナーに通った20代女性の悲惨な末路 待っていたのは毎月15万円の上納金
    pikopikopan
    pikopikopan 2021/01/30
    こわ
  • 「便秘にサラダは無意味だった」専門医が解説する、本当に便秘に効く"ある食べもの" 朝食を多めに食べることがポイント

    ダイエットがきっかけになることも 若い女性によくあるのですが、ダイエットなどをして事量が減ると腸が動きにくくなり、便秘になります。 便が出ないと、「事を摂れば摂るほどお腹に溜まってしまって、お腹がポッコリ出てくるのでべたくない」「べ過ぎると便が詰まって出なくならないか不安」と考える人もいます。事による便秘悪化が心配なので、「べない方が楽だ」という考え方です。 確かにその通りなのですが、事を減らして便秘が悪化しなかったとしても、良くなることはありません。やはり事はしっかりと摂ることが便秘治療のためには大事です。どんな事をどのように摂ればよいかを考えましょう。 朝が重要なワケ もし事の量を増やしたくないのであれば、朝だけはしっかり摂りましょう。1日3の中で、朝が一番大事です。朝後に大腸の大蠕動が一番起こりやすいからです。 大蠕動は腸が大きく動き、便を肛門の方へ押し

    「便秘にサラダは無意味だった」専門医が解説する、本当に便秘に効く"ある食べもの" 朝食を多めに食べることがポイント
  • 「猛批判にもまったく動じない」コロナ分科会・尾身会長の激動の半生 父親の猛反対でも、慶応大を中退

    政府の分科会で新型コロナ対応にあたる尾身茂会長は「信念の男」だ。「GoToトラベル」の一時停止や帰省、忘年会・新年会の自粛など、その呼びかけには批判もあるが、動じるそぶりはまったくない。なぜ信念を貫けるのか。尾身会長の「激動の半生」とは――。 ※稿は、プレジデントファミリー編集部『医学部進学大百科2021完全保存版』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。 WHOの西太平洋地域トップを10年務める 2019年末から世界中で猛威を振るい、社会を大きく変えた新型コロナウイルス。世界が道なき道を進む中、日国内でコロナ対策の旗手となったのが尾身茂氏だ。 新型コロナウイルス感染症対策分科会長として、年末年始の「GoToキャンペーンの一時停止」を政府に提言。国民に向けて感染リスクが高まる「5つの場面」への注意喚起、忘年会・新年会、帰省への自粛を呼びかけるなど、感染拡大防止に重要な役割を果たし

    「猛批判にもまったく動じない」コロナ分科会・尾身会長の激動の半生 父親の猛反対でも、慶応大を中退
  • 「60粒で12万円の若返りサプリ」内科医が"タダでも飲まない"と断言するワケ 効果も副作用もよくわからない

    若返り効果をうたう「NMN」というサプリメントが話題だ。内科医の名取宏氏は「私が調べた限り、NMNの効果を検証する臨床試験は発表されていません。効果はあるかもしれませんが、どんなリスクがあるかも不明です。私は絶対に飲みませんし、家族や友人にも勧めません」という――。 若返り効果が期待されているNMNだが… NMNサプリメントが話題になっています。 アンチエイジング、若返りの作用があるなどとして、サプリメントの製造販売業者やインフルエンサーが商品として販売しています。また、若返りだけでなく、糖尿病をはじめとしてさまざまな疾患に効果があるとも主張されています。 もし当なら少々お高くても摂取してみたいところですが、現時点で入手できる情報で判断する限りでは、私なら摂取しませんし、家族にも勧めません。無料でも嫌です。 そもそもNMNとは何でしょうか。 物質名「ニコチンアミドモノヌクレオチド」で頭文

    「60粒で12万円の若返りサプリ」内科医が"タダでも飲まない"と断言するワケ 効果も副作用もよくわからない
  • 「ウコンを飲み始めて3カ月で死亡」ネットで流行の健康サプリを飲んではいけない 効果は少なく副作用は未知数

    ネットでは美容や健康、若返りなどさまざまな効果を謳うサプリメントが販売されている。飲んでも大丈夫なのだろうか。内科医の名取宏氏は「医療では補えない不安を解消したい人がサプリメントを買うのだろう。だがサプリメントはどんなに高価でも効果があるとは限らない」という——。 効果があいまいなサプリメント みなさん、水素水のことを覚えておいででしょうか。 コンビニなどで一度は見かけたことがあると思います。水素分子が有害な活性酸素と反応し中和することでさまざまな効果を発揮すると称されていますが、健康な人が水素水を飲用して健康にプラスがあるかどうかは、当時はもちろん、いまでも証明されていません。 ですが、効果があるかどうかわからなくてもブームになれば売れます。多くの業者がブームに乗っかって水素水を販売しました。医薬品と違って健康品やサプリメントは効果を証明する必要がありません。 そのため、効果があやふや

    「ウコンを飲み始めて3カ月で死亡」ネットで流行の健康サプリを飲んではいけない 効果は少なく副作用は未知数
  • 「12人部屋に収監、食欲はなし」香港で収監された周庭さんの現在と今後 国際社会の強い批判が活動家を救う

    2019年の抗議活動に関連した無許可集会容疑で、2020年11月23日、裁判のために到着した後、メディアに向かって話す「香港衆志」の(左から)アグネス・チョウ、イワン・ラム、ジョシュア・ウォンの3人。 周氏は香港の民主運動の女神的存在で、来日して講演したこともある。 3人がそれぞれ起訴事実を認めたため、有罪と認定され、そのまま収監された。量刑を含めた判決は、12月2日に言い渡される。刑期は最高で5年とみられる。 収監された周庭氏の代理人は25日夜、ツイッターに以下のメッセージを投稿した。 「皆さんの関心に感謝します。心配をかけて、ごめんなさい。私は留置所で元気です。環境に適応しようと努力しています。皆さんと一緒に誕生日を過ごせることを願っています。待っていてください!」

    「12人部屋に収監、食欲はなし」香港で収監された周庭さんの現在と今後 国際社会の強い批判が活動家を救う
  • 男性、正社員……「普通の人」を無視するリベラルの敗北は必然だった それは高すぎる理想を語る愚民思想

    「実際に体験した人にしか分からない」という狭すぎるロジック ハーバード大学のヤコブ・ホーエガーは「Lived Experience vs. Experience」という図式を提示する。前者は他者とは共有できない主観的な「生ける経験=体験」であり、後者は他者と共有できる客観化された「経験」である。「体験」には当事者がいる。そして、「実際に体験した自分にしか分からない」からこそ素晴らしく、価値がある! そう位置付ける。自分の体験が、そう簡単に他者によって再現され普遍化され「経験」へと変換されてしまっては困るのだ。 「体験」ベースで共通項をくくっていけば、人や集団のカテゴリーはどんどん細分化していく。たとえば、「人間」から「女性」に、女性から「子どものいる女性」に、子どものいる女性から「働きながら子育てする女性」に、働きながら子育てする女性から「非正規で働きながら子育てする女性」に……。 その過

    男性、正社員……「普通の人」を無視するリベラルの敗北は必然だった それは高すぎる理想を語る愚民思想
  • 孤独死だけではない「男性のおひとり様」問題がますます深刻化するワケ 稼ぐことしかできない人たちの末路

    現在の日でいちばん多い世帯は、夫婦と子どもからなる家族ではなく、単身で暮らす「おひとり様」。特にここ数年は、65歳以上の単身世帯が増えているのだそう。社会学者の筒井淳也先生が「中でも深刻なのは高齢男性の単身者問題」と語る理由とは──。 生活力がなさすぎる 日では2010年以降、65歳以上の高齢者の単身世帯が大きく増加しています。内訳を見ると、今のところは高齢女性のおひとり様が多いのですが、10~20年後には男性も増えてくるでしょう。に先立たれた人だけでなく、近年増加中の生涯未婚の男性も加わってくるためです。 今、65歳以上で一人暮らしの男性は、に先立たれた人がほとんどです。この世代は家事をに任せっきりにしてきた人が多く、自分で自分の身の回りのことができないという傾向があります。 日常生活を送る上で自立できていないわけですが、人たちがそれに気づくのはがいなくなった後。多くの男性

    孤独死だけではない「男性のおひとり様」問題がますます深刻化するワケ 稼ぐことしかできない人たちの末路
  • 家の中で「着込まず」に過ごすと、物忘れが減り、脳が衰えづらくなる 高知県梼原町の寿命が延びたワケ

    寒い家に住む人は、脳神経の質が低下する 室温は、脳の若さに影響を与える――。 そう知ったら、とても驚くのではないでしょうか。 慶應義塾大学の伊香賀俊治教授率いる研究チームが40代から80代までの約150人の脳を特殊なMRIで調べると、「寒い家に住む人」は「暖かい家に住む人」と比べて、脳神経の質が低下する傾向にあったのです。 伊香賀教授と、星旦二医師らは、2002年から高知県梼原ゆすはら町で全町民のおよそ3分の1を対象に、「住まいと健康」に関する大規模疫学調査を行ってきました。なぜ梼原町なのかというと、この町では高齢者が40%以上を占め、“日の2050年の姿”とされているためです。国土交通省は梼原町の調査で得られた成果を、これから高齢化を迎えようとする都市部を含めた全国へ応用したいと考えました。 調査の結果、驚くべき事実が次々と明らかになりました。 「調査を始めた当初より寿命が延びている」

    家の中で「着込まず」に過ごすと、物忘れが減り、脳が衰えづらくなる 高知県梼原町の寿命が延びたワケ