キリンビバレッジは2月2日、著名人のお気に入りの品を紹介・販売するECサイト「Markers」をオープンした。飲料以外のビジネスを模索する同社の新事業で、自社商品だけでなく、オリジナルで企画した商品や、他社商品も広く紹介する。まずは半年間テスト操業し、可能性を探る。 「清涼飲料水の市場規模は3兆5000億円だが、ネットECの市場規模は5兆6000億円。6年で87倍にも伸びている」――同社経営企画部長の河内進氏は、急成長するECの可能性に期待する。同社は、現在約4000億円の売上高を2012年に1兆円に高める計画だが、「清涼飲料水ビジネスの範囲内で1兆円達成は困難」(河内氏)と判断し、事業領域拡大の一環としてECへの参入を決めた。 ECは、楽天やヤフーなど強力なプレイヤーがひしめいているが、Markersは既存ECとは異なる視点でユーザーを獲得するという。河内氏は「既存のECは、あらゆる商品
![キリンビバレッジが本格EC 著名人のオススメ品販売](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5c5476f5625373884bc7da512f0881f25fd14cfe/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F0602%2F02%2Fyu_kirin_01.jpg)