ソフトバンクは6月25日、第28回定時株主総会を開催した。孫正義社長が議長を務め、過去最高の売上げ/利益を達成した2008年3月期の連結決算や好調の携帯電話事業、そして今後10年の事業計画などを説明。株主の「過去の総会は殺気立っていたこともあったが……」という発言で笑いが起きるほど、終始穏やかな雰囲気で進行した。 孫社長は“総合デジタル情報カンパニー”と銘打つソフトバンクの10年計画を説明。2点の大きな目標を示した。 「モバイルを制する者がインターネットを制する。そしてアジアを制する者が世界を制する」 CPU速度や機能の向上、通信速度の向上、画面サイズと解像度──。携帯の進化は著しく、PCに変わってインターネットを利用するのに適する条件がそろった、と孫社長。「インターネットはPCから携帯へ確実にシフトする。なぜか。携帯の機能の向上とともに、数(携帯:11億台/年、PC:2.7億台/年)と1