2年間新興国株式市場の弱気相場が続いたおかげでチャラチャラした投資家は新興国市場から振り落とされました。 これは良い事です。 その反面、今はプロ限定のマーケットになっているので、ただ漫然と新興国市場に投資していても儲からないと思います。 それではそれらの熟練投資家は新興国のどこに注目し、何を避けているのでしょうか? 今日はその話をしたいと思います。 【GDP成長率だけを見て判断するのは全くナンセンス】 先ず素人が犯す一番典型的な間違いはGDP成長率だけを見てそれが高い国から順番に買うやり方です。 これは全くナンセンスなアプローチで、有効ではありません。 例えば下はベトナムのGDP成長率です。 ベトナムはGDP成長率という観点からはかなり優等生の部類に入ります。 しかし2008年以降こんにちまでのベトナム株式市場は-60%近くも下落しています。同じ期間、GDP成長率で遥かに見劣りするアメリカ