娘の卵アレルギーが、わかったのは1歳の頃だった。母親なら1歳何ヶ月って覚えてるんだろうけど、それがあたりまえになって何年も経つと、細かいことになってしまった。 「これ食べていい?」娘は会話ができるようになって、食事の時に、何度も何度も聞くようになった。 そのたびに、「いいよ」か、「卵が入ってるからだめ」のどちらかで答えていた。 幸い、祖父母も理解があったので、「少しなら大丈夫」とか「慣れれば平気」といって、勝手に与えるとか、そういうトラブルはなかった。(慣れれば平気は大きな意味で間違っていないかも知れないが) 保育園も協力的で、除去食の対応だけでなく、マヨネーズは園全体で、マヨドレ(卵なしのマヨネーズ風調味料)にしてくれたり、なるべく同じ見た目のものをだしてくれたりと、給食室と協力して対応してくれた。 園での給食とおやつは、他の子どものものを食べないようにと、先生の横が、娘の指定席だった。