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ブックマーク / webronza.asahi.com (9)

  • 吉村大阪府知事の高評価とポストトゥルース時代(下)~ファクトより情緒 - 木村涼子|論座アーカイブ

    吉村府知事の頻繁な「発信」 吉村大阪府知事の高評価とポストトゥルース時代(上)~感染悪化とテレビ 現在、吉村知事のインスタグラムのフォロワーは20万を超えている。3月初めに投稿された吉村知事の散歩中の写真に対して、「イケメンすぎ」「自撮りかわいい」というコメントが、「殺到」していた(「吉村知事、オフの散歩ショットに異例の“黄色い声”殺到」スポーツ報知、2021年3月8日)。なるほど、大阪城天守閣をバックに、「三密を避けて散歩。 #宴会を伴う花見は控えましょう。」とのコロナ感染対策に関するメッセージを添えた自撮り写真では、すっきり整えられた眉や額が見えている。 この記事が紹介したコメントの一つが以下である。「大阪の知事が吉村さんで当に良かったです。私はずっと吉村さんの発信された事を理解し、その通りにしてます。大阪のためにいつもありがとうございます」。 吉村知事は確かに頻繁に「発信」はしてい

    吉村大阪府知事の高評価とポストトゥルース時代(下)~ファクトより情緒 - 木村涼子|論座アーカイブ
    pipechair
    pipechair 2021/05/12
  • 吉村大阪府知事の高評価とポストトゥルース時代(上)~感染悪化とテレビ - 木村涼子|論座アーカイブ

    大阪の現在と吉村府知事の不思議な位置 大阪の新型コロナ感染拡大の勢いは凄まじく、吉村洋文大阪府知事の動向にはこれまで以上に注目が集まっている。よく指摘されるように吉村知事はテレビ出演が多い。表1は、2020年1月から今年4月までの吉村知事のテレビ出演回数である。これ以降も5月の連休中は「吉村知事生出演」を謳う番組が相次いだ。月によって多少のばらつきはあるが、ざっと平均すると毎月10、週に2にのぼる。 もっとも出演が多い読売テレビをはじめとして、どのチャンネルでも日中の情報番組は競うように吉村知事を番組に招き、コロナ感染対策に関わる主張および問題に対する釈明のために知事に長い時間を提供している。 スタジオの雰囲気は「知事おつかれさま」と吉村知事にあたたかく、コメンテーターたちは「庶民」の立場からの不安や疑問を発しながらも、知事の説明にうんうんとうなずき、最後は「吉村知事はええこと言わはる

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    pipechair 2021/05/12
  • 断絶を招く正しさの暴力 - 高山明|論座アーカイブ

    「あいちトリエンナーレ」 2019年の「あいちトリエンナーレ」(以下「あいトリ」)は「表現の自由」をめぐって大騒動を引き起こした。あいトリの中で独立した展覧会として催された「表現の不自由展・その後」(以下、「不自由展」)は、「電凸」の影響を受けて公式オープン3日で閉鎖され、閉鎖に反対した作家たちは作品展示をボイコットし、あるいは、ボイコットせずに展示の再開を目指した「ReFreedom_Aichi」という運動が始まり、いったん採択の決まった文化庁の補助金が「全額不交付」とされ(のちに減額交付を発表)、国が「表現の自由」に介入する事態にまで発展した。あいトリの会場には連日のように右翼が街宣車で乗りつけ、演説を打ち、反対する勢力と衝突し、警察の姿を見ない日はなく、施設内も異様な緊張感に包まれていた。芸術祭が様々な暴力を呼び込み、それらが複雑に交差する場になったように感じた。暴力全般について論じ

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    pipechair 2021/03/25
  • ワクチンによる集団免疫の獲得が唯一現実的な方策だ - 鈴木貞夫|論座アーカイブ

    ワクチンによる集団免疫の獲得が唯一現実的な方策だ 疫学者が見た新型コロナとワクチン 鈴木貞夫 名古屋市立大学大学院医学研究科教授(公衆衛生学分野) 新型コロナに限らず、感染症パンデミックの終息のためには、集団免疫が重要である。新型コロナ感染症の集団免疫の獲得に必要な住民の抗体保有率は諸説あるが、低くても6割は必要だといわれている。感染の流行地では、地域により非常に高い感染率を示す地区もあり、ブラジルのアマゾンの奥地マナウスでは大流行の結果、66%の抗体保有率を示している。 しかし、高齢化の進んでいる先進国では、感染による集団免疫獲得までに多くの犠牲を払わねばならない。行動制限を緩やかなレベルにとどめ、集団免疫を目指したスウェーデンの現状を見れば、この策は無謀であり受け入れがたい。となれば、ワクチンによる集団免疫の獲得が、唯一現実的な方策といえるだろう。ここでは、新型コロナワクチンの基的事

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    pipechair 2021/02/01
  • リベラルの敵はリベラルにあり~対立ではなくオルタナティブの政治は可能か - 倉持麟太郎|論座アーカイブ

    ヘア-サロンの入り口に貼られていた紙。「さっさと店閉めて緊急事態宣言が終わるまで家で大人しく寝ててください。次発見すれば、通報します」などと書かれていた=2020年5月20日、大阪市中央区 9月16日、7年8カ月におよんだ安倍晋三政権が幕を閉じた。歴代政権最長となったこの政権は、日の民主主義や立憲主義のなかで、“それはやらない約束”であった「柔らかいガードレール」とでも呼べるルールを、ことごとく破壊した。集団的自衛権の行使容認、共謀罪審議における「中間報告」での採決、検事長の勤務延長に関する諸々のこと、さらに公文書管理や文書改ざんや私的な利益誘導……。権力の「横暴」「弛緩」に起因する数々の問題が残された。 安倍首相が権力の座から去った今、こうした問題を事後的に検証し、改善することはもちろんだが、そこで炙り出された日の民主主義及び立憲主義における制度的欠陥もまた検証し、改善せねばならない

    リベラルの敵はリベラルにあり~対立ではなくオルタナティブの政治は可能か - 倉持麟太郎|論座アーカイブ
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    pipechair 2020/09/26
  • コロナ自粛と「意識低い系」たちの反抗 - 清義明|論座アーカイブ

    コロナ自粛と「意識低い系」たちの反抗 不要不急は人それぞれ 小さな生活の自己決定権をめぐる争いの現場 清義明 ルポライター 狭い空間に密集し、一心不乱にパチンコの盤面にむかっている人々の群れがいた。満員である。 低い天井に据えつけられたエアコンの風がめいっぱい降りかかり、入り口付近には背の高い大きなイオン効果の空気清浄機が備えつけられ、そこからもこれでもかと風が吹きつける。出入口には消毒液のスプレーをもったスタッフがいて、入ってくる客たちの手にスプレーをかけている。客はそれぞれ消毒液を手のひらでこすりながら、狭い通路に並ぶ背中をすり抜け自分の台のイスに座り、それから退屈そうに盤面の煌びやかに輝く液晶画面に向き合い始める。 盤面には「手洗い」と書かれたPOPが差し込まれていた。みな無言であるが、店内のBGMと盤面から出るけたたましい電子音で、たとえしゃべっていたとしても、耳を寄せなければ聞き

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    pipechair 2020/05/04
  • 福島の経験から見る新型コロナ 「議論の二極化」と「報道依存」 - 越智小枝|論座アーカイブ

    福島の経験から見る新型コロナ 「議論の二極化」と「報道依存」 分断と不信を煽る極端な主張ばかりがまかり通るのは何故なのか 越智小枝 東京慈恵会医科大学講師 CoVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミックに世界中が立ち向かう中、日では「有識者」たちが自説を通すために極端な発言ばかりを繰り返している。最近の報道を見てそう感じるのは私だけではないだろう。そしてその有様に、原子力発電所事故後の福島を連想する方も多いのではないだろうか。 災害後の福島に多少関わった人間として今私が特に既視感を覚えるのは、CoVID-19に見る「議論の二極化」と「報道依存」だ。 甲状腺検査に見た「二極化」 福島第一原子力発電所事故の後に福島県の子どもを対象に行われた甲状腺検査においては、100人余りの子どもが甲状腺がんと診断された。この甲状腺がんが放射能の影響によるものかどうか、ということが、専門家たちの間で大

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    pipechair 2020/03/17
  • 今備えるべき新型コロナウイルス対策は何か - 岩崎賢一|論座アーカイブ

    今備えるべき新型コロナウイルス対策は何か 日米英3カ国の専門医資格を持つ矢野晴美医師に聞く 岩崎賢一 朝日新聞社 メディアデザインセンター エディター兼プランナー 新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大。世界保健機関(WHO)がついに緊急事態を宣言、日政府が「水際対策」を強化するなど、様々な動きが出ています。そんな中、中国や日で、すでに無症状の感染者が見つかるなど、新しいフェーズに入っていると見る感染対策の専門家もいます。ドラッグストアでマスクが売り切れになるニュースが流れていますが、私たちは今、感染症の情報をどのように理解し、どう備えた方がいいのでしょうか。東京でもオーバーシュート、ロックダウンの可能性も危惧されます。 情報の洪水にどう対応するか 厚生労働省がメディア向けにアラートを出し始めたのは、2020年1月6日です。「中華人民共和国湖北省武漢市における原因不明肺炎の発生について

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    pipechair
    pipechair 2020/02/03
    「もう封じ込めは難しいが、致死性の病気ではないだろう」「最終的にはありふれた風邪の一種になっていく」ってことなんだろうか、これ。
  • 史上空前の論文捏造事件のどんでん返し - 岩佐義宏|論座アーカイブ

    史上空前の論文捏造事件のどんでん返し 捏造は許されないが、論文は物理学の発展を先取りしていた? 岩佐義宏 東京⼤学⼤学院工学系研究科教授 「史上空前の捏造(ねつぞう)」と言われた米国ベル研究所の論文捏造は、今世紀初頭、ほぼ20年前に起こった。次々に発表された画期的な発見のすべてが捏造だったという特異な事件だった。だが、その後の経過がまた驚くべき道筋をたどっていることは、あまり知られていないのではないか。実は、彼の「発見」が次々と確かめられているのである。筆者自身、彼の報告の中心的成果の一つを実現させた。その結果、この分野の研究がさらに広がっている。科学とはこのように進むものなのか。物質科学の分野で起きたこの事件について、半分当事者という立場から振り返ってみたい。 2年間で50報以上を第1著者として出版 ベル研究所の研究員だったヤン・ヘンドリック・シェーン氏は2000~2001年に、有機材料

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    pipechair
    pipechair 2020/02/03
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