科学の発展により、人間は身の回りの出来事の仕組みについて物理的な理解を深めてきました。事象の根源的な理由を知ることは正しいことと言えますが、しかしその一方で、知れば知るほど「人間って何だ」「人生の意味って本当にあるのだろうか」といった疑問に直面するのは自然な帰結といえ、自分を単なる物質として捉えてしまうことで「生きる意味」を見失ってしまう落とし穴に陥っている人も世の中には少なくないはず。科学系アニメーションムービーを次々に提供しているKurzgesagt – In a Nutshellは、そんな状態に陥った人に向けるように「楽観的なニヒリズム」という概念を挙げ、「知ってしまった人」がどのように考えれば良いのかを解説しています。 Optimistic Nihilism - YouTube 人間の存在とは、よくわからなくて恐ろしいものといえます。何十万年も前、「意識」を持つに至った人類は、自分