くくるの異常な空想――または私は如何にしてリア充するのを止めて演劇を愛するようになったか―― 演劇少女・原くくる 1stインタビュー 後編 都大会優勝、関東大会優秀賞受賞と、2010年度の高校演劇界を文字どおり震撼させた都立六本木高校演劇部による『六本木少女地獄』。脚本、演出、出演のすべてを務めた18歳の女子高校生演劇家・原くくるはいかに生まれ、どこに旅立っていくのか――!? 『最前線』が迫る1stインタビュー!! 聞き手:さやわか・太田克史(『最前線』編集長)、構成:さやわか、撮影:青山裕企 さやわか でもちょっと意外ですね。アニメやマンガのような表現も使っているけど、今どきの高校生が作品にそれを導入するのとはちょっと違った考えを持っているというか。 原 実は私、オタク文化のことが全然わからないんですよ。例えば女の子たちがみんなきれいなのが不思議で仕方がないんです。おじさんとかでもきれい