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2015年4月10日のブックマーク (2件)

  • Apple Watchは高級時計の夢を見るか?(後編)--弱点とアップルが試みた「再定義」

    最新の製法で作られたApple Watchの外装。しかしより重要なのは、この「時計」が、生半な時計以上のパッケージングを備えた点にある。現在、「時計のような」プロダクトを作るのは難しくない。しかし時計としてのパッケージングを与えるのは、40年前も、そして現在も容易ではない。 Apple Watchの開発にあたって、Appleはドミニク・フレションを招聘し、時計に関するレクチャーをさせたと聞く。スイス時計業界最高の碩学である彼は、いわば時計業界の「人間グーグル」だ。フレションが何を話したのかはわからないが、おそらく懐中時計から腕時計への変化と、それがライフスタイルにもたらした影響を語ったのだろう。彼の著書“The Mastery of Time”を読む限り、筆者はそう推測する。このエピソードが示すものは明確だ。Appleは、スマートウォッチを作るのではなく、腕時計を当に再定義する気なのだ、

    Apple Watchは高級時計の夢を見るか?(後編)--弱点とアップルが試みた「再定義」
    pitokka
    pitokka 2015/04/10
    時計ジャーナリスト視点からの記事後編。読み応えがある。
  • Apple Watchは高級時計の夢を見るか?(前編)--iPod時代から続く時計との関係

    Apple Watchとは腕時計型の情報端末なのか、はたまた腕時計なのか。ネットでの議論を見る限り、解釈は大きく分かれている。しかしケース(デジタルの世界でいうところの筐体)の製法とその完成度を見る限り、Apple Watchは、生中な時計以上に「らしく」できている。Appleは、40年前のハイテク企業が犯した轍を、絶対に踏むまいと考えたに違いない。 1970年代半ば、LCD計算機などで成功を収めた当時のハイテク企業は、余勢を駆ってデジタルウォッチの製造に参入した。Texas Instruments(TI)、National SemiconductorにIntel。当時のスイス時計産業が感じた脅威は、今のApple Watchの比ではなかっただろう。事実、当時の関係者は、「米国製のハイテクウォッチがスイスの時計産業を駆逐する」とさえ放言した。しかし実際はそうならなかった。腕時計の外装には、

    Apple Watchは高級時計の夢を見るか?(前編)--iPod時代から続く時計との関係