ピアノの弾き語りを中心にしたアコースティックな演奏から久しく遠ざかっていたノラ・ジョーンズが、原点回帰して録音したアルバム。ブライアン・ブレイド&ザ・フェロウシップ・バンドのリズムセクションと彼女のピアノをコアにしたアンサンブルをベースに、ウェイン・ショーターやロニー・スミスといったレジェンドをゲストに招いたセッションは、リラックスした中にもジャジーなムードで満ちあふれている。"Carry On" は深夜に自宅のキッチンに置いてある小さなピアノでさっと書き上げたという。またニール・ヤングの “Don’t Be Denied" を自身の生い立ちに重ね合わせたピアノバラードに仕立てる手際や、デビュー直前の2000年にも吹き込んでいるホレス・シルヴァーの "Peace" の熟成した再演ぶりも出色である。
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