JR北海道の4日のダイヤ改正に伴い、宗谷線は稚内と札幌を直通で結ぶ特急が減便され、旭川駅での乗り換えを迫られた利用者から不満の声が上がった。道内最北の稚内駅で同日、旭川行きの特急サロベツに乗り込んだ稚内市の男性(70)は「稚内がどんどん見捨てられていく」と憤った。 【動画】JR北海道ダイヤ改正 無人駅10カ所を廃止 今回の改正では、宗谷線札幌―稚内間の特急3往復のうち、2往復が旭川―稚内に短縮され、旭川駅で札幌行きの特急ライラックに乗り換えることになった。 稚内発午前6時36分のサロベツ2号。東京出張のため札幌経由で新千歳空港に向かう稚内市の公務員、伊林侑亮(いばやしゆうすけ)さん(33)は「乗り換えは面倒くさいが、仕方がない」と話した。 名寄駅では30人ほどが乗り込んだ。札幌に遊びに行くという名寄市の会社員男性(24)は「宗谷線は本数が少ないのに、ますます使いにくくなる」。別の男性(