各キャリアの夏モデルで目立ったのが、家電ブランドの名を冠した携帯が増えた点。AQUOS、ウォークマン、EXILIM、BRAVIAなど、その数は増える一方だ。携帯電話は今後、さらなるソフトウェアの共通化が進み、“デバイスとデザインで勝負”する時代になるのも時間の問題といわれている。 こうした流れの中、“非家電系”端末メーカーはどんな方法で戦うのか──。最新モデル「N904i」を紹介するイベントで、NECの開発陣が今後の端末戦略を説明した。 NECのクリエイティブスタジオを率いるチーフクリエイティブディレクターの佐藤敏明氏(左)とNEC モバイルターミナル事業部の小島立事業部長(中)、同商品企画部の大澤斉グループマネージャー(右) NECの最新モデルN904iは、著名なデザイナーとして知られるステファノ・ジョバンノーニ氏がデザインを手がけた端末。イタリアで開催されたミラノサローネで初披露され、