みずほ銀行は17日、3日連続でシステム障害が発生し、約440の全本支店で開店直後の午前9時から入金、振り込みなどができない上、ATM(現金自動受払機)もすべて稼働を停止していると発表した。前日までの障害で実行できなかった他行からの振り込みなど約44万件(総額約5700億円)の処理もできておらず、障害が続けば、企業の資金決済などに深刻な影響を与える恐れもある。 同行は緊急対応として、各本支店の窓口では、キャッシュカードと通帳、印鑑があれば、預金の払い戻しに応じている。 同行によると、17日は夜間の集中取引で使っていたシステムに加え、前日までは正常に稼働していた日中のオンラインシステムも稼働できなくなった。これら障害が生じたシステムとは独立しているはずのATMシステムにも何らかの不具合が発生。現金の引き出しやインターネット取引も含めて、顧客向けの銀行システムのすべての機能が止まる異常事態となっ