前回の「基礎知識編」では、海外の端末を買うにあたっての注意点などを解説した。次は、いよいよ具体的な購入手続きを確認していこう。 香港でGSM携帯を買ってみる 海外でも携帯電話が普及している国は多いが、中でも香港は、普及率が世界トップクラス。それだけ、人々が気軽に携帯を買ったり使ったりしている。香港はまた、アジアの中ではタイと並んで、外国人が携帯電話を買いやすい環境(後述)にあるといえる。端末にSIMロック(8月5日の記事参照)もかかっていないため、気に入った端末を自由に買える。 前回説明した通り、海外のGSM携帯は「ユーザー情報(電話番号)そのものであるSIMカード」と、「端末」が分離されている。すなわち、端末だけ買ってきてもそれはただの箱。SIMカードを挿入することで、初めて通話やショートメッセージなどの送受信をすることが可能になる。 海外では、旅行者などが簡単に購入できるプリペイドタイ