10月24日,数々のGNUソフトウエアを生み出しているFree Software Foundation代表の“RMS”,Richard M.Stallman氏が東京秋葉原で講演した。記者は別件の予定が入っていたため聴講できなかったが,現地では“Church of Emacs”(Emacs教会)の聖人に扮したコス・プレを披露した模様である(関連記事)。Emacsエディタの始祖であるRMSならではの,ユーモアにあふれた楽しいジョークだ。 RMSとは10年以上前に一度握手したことがある。仕事で国内のIT系展示会に行くと,そこにRMSがいた。会場では,そのカリスマ的風貌が,遠く離れた場所からも目立っていた。時代的には,フリー・ソフトウエアを企業向けにサポートするサービス事業が初めて立ち上がったころの話であり,まだインターネットは一般化しておらず,“Open Source”という言葉を立案した米Ne